ある将軍が部隊を率いて、戦地へ赴きました。
そして彼らは、ある島に上陸しました。
その将軍は、上陸した途端、自分たちが乗ってきた船を燃やしました。
そして、船を全焼させて、彼は言いました。
「勝っても負けても、退路はない」
彼らは戦に勝利しました。
将軍は、まず、断つことにより、戦に勝利したのです。
これは、フランスの英雄、ナポレオン・ボナパルトの有名な逸話です。
『決断』
さて、決断するとはどういうことをいうのでしょうか。
決断するとき、Aにしようか。Bにしようか。はたまた、Cにしようか。
どの【選択肢】を決めるかについて、いろいろと考えるかと思います。
ただ、ある人は言い切ります。
「決断とは、退路を断つことである。」
決断とは、①まず断つこと。そして、②決めること。
この順序が大事と。
「決めてから、断つ」のではなく、「断ってから、決める」
確かに、選択肢を一つ一つ断っていくと、したいことが明確になってくるように思います。
そして、こうとも述べています。
「真の決断とは、自分が決めたゴール以外のあらゆる可能性を受け入れないことを意味します。」
「真の決断とは、退路を断つことです。裏口を閉めて、鍵をかけ、その鍵を捨てるのです。」
ビジネスの世界でも同じことが言われています。
史上最年少でハーバード大学の教授となり経営戦略論の第一人者となったマイケル・ポーターは、代表的著書「競争の戦略」の中で次のようにいっています。
「戦略の本質は、何をやらないかという選択である。」
「何をやるかより、何をやらないか。”何をやらないか”こそ、選択のスタートである。」
決断する時に思い出したい言葉です。
2019年、あなたは何を決断しますか。
今日は私の残された人生の第1日目だ。運命の初日としよう。
多謝
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