2020年3月6日金曜日

OL(オーエル)

「OL?」
「Office Lady?」
「!」
「おっさんずラブ?」
「否!」
オーナーシップとリーダーシップのお話です。
オーナーシップとは、そのモノ・コトに対して、対峙する覚悟ができている。
つまり、自分のこととして考え、扱えている状態。
リーダーシップとは、そのモノ・コトに対して、わたし発信で、能動的に言動できている。
つまり、渦の中心となって、内から外へ行動している状態。
つまり
オーナーシップ→自分事化
リーダーシップ→自己発動
といえます。
ここで、場面分けしてみましょう。
①:オーナーシップ有り、リーダーシップ無しの状態。
→想いはあるが、これといった行動が起きず、成果が創られない。
②:オーナーシップ無し、リーダーシップ有りの状態。
→無責任な言動が起き、場がかき乱されるだけで、成果が創られない。
③:オーナーシップ有り、リーダーシップ有りの状態。
→周りも巻き込み、パワフルに物事が動き始め、成果が創られる。
結果を出すには、オーナーシップとリーダーシップは、どちらも必要で、両輪だということ。
そして、何よりも大事なのは、この順番。①まずはオーナーシップ、②そしてリーダーシップ。
この順番を常に頭に入れて置きたいです。
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2019年10月2日水曜日




    今は悪い波がきている、良い波がくるまで待とう。
    もう少し待てば、きっと良い波がくるはず。

    聞いたことがあるようなフレーズではないでしょうか。

    あなたは、博打されますか?

    例えば、サイコロを10回振るとして、8回連続で奇数の目が出ています。
    そんな状況の時、あなたは何を思いますか。

    奇数がこれだけ続いているから、この次も奇数かな。
    いやいや、奇数がこれだけ続いているから、そろそろ偶数だろう。

    流れ。を読もうとして、いろいろと考えるかと思います。

    はい。この考え方、数学的には完全な間違いです。
    次出る目は、奇数偶数、確率はそれぞれ50%です。流れなどというものは、ありません。

    今までの出た目を分析して、いくら考えても、その確率は変わりません。

    ここから、さらにサイコロを10回振るとしても、次出る目の奇数偶数の確率は、5050です。

    この考え方、わかりますか?

    つまり過去は、まったく次の目には影響を与えないということです。

    過去、現在、未来と時間軸がありますが、私達ができることは、現在にしかないということ。
    過去にも、未来にもない。只々、今に在る。

    さて、上記のエピソードは、孫正義さんが、とある場でお話されていた内容です。
    大分、意訳してしまっておりますが。

    孫さんが、現在をどう捉え、現在をどう扱い、どう行動しているか。
    そんなことを感じられるお話かと思います。
    縦横斜め、前後ろ、上下。いろいろな角度から考えれば考えるほど深みがあるお話です。

    「目は前についている。後ろにはついていないんだよ。」
    私の大好きな映画のひとつである「いまを生きる(邦題)」を思い出しました。

    今日は私の残された人生の第1日目だ。運命の初日としよう。多謝

2019年8月2日金曜日

誰とバンドを組むか



「誰をバスに乗せるか」


経営やビジネスに興味がある方なら聞いたことがある有名なフレーズ。

経営のバイブルと言われる名著『ビジョナリーカンパニー2−飛躍の法則』の一節です。

いろいろ言うより、転載したほうが良いと思いますので、本の一節を、まずはご紹介。


−−転載−−
偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、まずはじめにバスの目的地を決め、つぎに目的地までの旅をともにする人びとをバスに乗せる方法をとったわけではない。


まずはじめに、適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、その後にどこに向かうべきかを決めている。


要するに、こう言ったのである。


「このバスでどこに行くべきかは分からない。しかし、分かっていることもある。適切な人がバスに乗り、適切な人がそれぞれふさわしい席につき、不適切な人がバスから降りれば、素晴らしい場所に行く方法を決められるはずだ」


飛躍を導いた指導者は、三つの単純な真実を理解している。


第一に、「何をすべきか」ではなく「だれを選ぶか」からはじめれば、10キロほど走ったところで行く先を変えなければならなくなったとき、どうなるだろうか。
当然、問題が起こる。だが、人びとがバスに乗ったのは同乗者が気に入ったからであれば、行く先を変えるのははるかに簡単だ。

「このバスに乗ったのは、素晴らしい人たちが乗っているからだ。行く先を変える方がうまくいくんだったら、そうしよう」。


第二に、適切な人たちがバスに乗っているのであれば、動機付けの問題や管理の問題はほぼなくなる。
適切な人材なら厳しく管理する必要はないし、やる気を引き出す必要もない。最高の実績を生み出そうとし、偉大なものを築き上げる動きにくわわろうとする意欲を各人がもっている。


第三に、不適切な人たちばかりであれば、正しい方向が分かり、正しい方針が分かっても、偉大な企業にはなれない。偉大な人材が揃っていなければ、偉大なビジョンがあっても意味はない。


「ビジョナリーカンパニー2ー飛躍の法則」ジム・コリンズ 著/山岡洋一 訳/日経BP社
−−−−

私の言葉でいれば、「誰とバンドを組むか」。


”才能や技術、センスも大切だが、バンドを組む時、最も大切なことは、好きな音楽や創りたい音楽が一緒なのかという「音楽性」だ!”
と聞きます。


バンドが結成されるのも「音楽性」が一致したときであり、解散するのも「音楽性」が合わなくなってきたとき。


良いと思う物事が、なんとなく似ていたり、思考や価値観に、なんとなく共感できたり。
そんな「なんとなく」の感じで、繋がったメンバーで創るチームが、大事だということだと思います。

「小事」ではなく、「大事」だってこと。

それは友人、恋人、夫婦や家族なども同じだと思います。
頭で繋がっているのではなく、心で繋がっているのがパートナーであり、それが仲間だと。


ちなみに、仲間は、英語で「Company」といいます。
つまり、会社とは仲間で作ったチームのことです。

株式会社いわやは、「Iwaya Company」であり続けたいです。


今日は私の残された人生の第1日目だ。運命の初日としよう。多謝

2019年6月1日土曜日

お誘いは快く




南「なんかしたいんだけど、なんにもできない」

瀬名「俺さぁ、出不精なんだけど。でもね、人からの誘いには結構乗るんだ。そうすると案外いいことあったり」

南「瀬名くんのいいことってなに?」

瀬名「別にたいしたことないけど。帰り道に、キレイな夕焼けが見えたりとか、そんぐらい。でも、家で寝てるよりかはマシでしょ」


会社の面接を落ち続け、誘われた新しい仕事をやろうかどうか迷ってる南に瀬名がかけた言葉。


木村拓哉、山口智子が主演し、最高視聴率36.7%を記録した大ヒット月9ドラマ、「ロングバケーション」でのワンシーンである。


当時、学生だった私は、ドラマで、この瀬名くんの言葉を聞いた時、「自分もちょっと行動を変えてみよう」と心に決めたことを覚えてます。


「何か誘われた時は、とりあえずその誘いに乗ってみよう」と。
あの時から忘れずに、ずっと大切にして、可能な限り実行してきました。

その結果、いろいろな可能性に出会うことができました。
いろいろな体験を通して、わたしという人間が出来上がってきたように思います。


また、私が幼い時に、ある人から教えてもらった言葉があります。


「人は人によって引き上げられ、その人の後押しがあって、次のステージに進むことができる」
「決して自分の力だけでは、なかなか次へいけるものではない。そして、自分だけで行けるところなんてたかが知れている。」
「上の人が、ちゃんと見ていて、コイツ、頑張ってるなと評価してくれた時、機会が与えられるものなんだよ。」と。


ロングバケーションの台詞が、幼少の時に聞いたこの言葉とリンクした瞬間でした。


ご縁を大切にし、眼の前にホイっと出された機会をどんなチャンスにするか。


その時、どんな言葉でそれを表現し、行動するか。
その初動が、その後の展開を大きく左右する。

私生活でも、仕事でも。万事、同じかもしれません。
すべて、その時の自分が決断し行動しているということ。


ちょっとした日々の心がけの積み重ねが、未来をつくっていくと信じてます。


久々に、20数年前の若かりし頃を思い出し、感傷に浸り、懐かしさを覚えた平成最後の月、4月でした。
令和も楽しもう。


今日は私の残された人生の第1日目だ。運命の初日としよう。多謝

2019年4月1日月曜日

店舗を磨こう。



「旅先を選ぶ時に、重視する条件を一つだけ挙げて下さい。」と尋ねられたら、あなたは何と答えますか。


私は、「食事が美味しいこと」と答えます。


“訪れる人・携わる人が誇りを持てる最高のお店づくりを通して、街の価値を上げ続ける日本を代表する存在となる。”


これは、とある式場様の企業メッセージです。


”街の価値を上げる。”
地方で頑張っている方々が、最近良く口にすることばです。


強く感じることは、その街に素敵なお店があるかどうか。美味しい食べ物があるかどうか。心を刺激する店舗が多いかどうか。
そんな店舗体験が、旅行者が抱く街の印象に大きく影響しているということです。


もっといえば、「こんな場所なのに、こんなお店が!」というほど、ギャップがあればあるほど、その驚きは強いものになると思います。


そこに、魅力的なお店があるだけで、そのお店に行くためだけに遠方から旅行者が来る時代。
しかも、SNSの今は、国内からだけでなく、国外からも。


建物、スタッフ、制服、置かれている小物、料理、使われている器や、そこで流れている音楽や時間。
アイテムの全てに、思いが入っている。明確な意図によってデザインされている空間。


そんな、五感を刺激する体験をすると。
このお店、素敵だなあ。から、この街、いい街だなあ。
来てよかったなあ。又、来たいなあ。とアップデートされる感じです。


企業の使命に「社会貢献」ということが、よく言われます。

社会貢献とは。
素敵な店舗を創り上げる。これも立派な社会貢献だと思います。


「初めていわきに来たけど、いわきにもこんな素敵な場所があるんだ。」
そんな体験を提供すること。
それは、間違いなく地域に貢献していることだと思います。


私は、「いわきに、こんないいお店ができたよ。」という話を聞くと嬉しくなります。
実際、伺ってみて、確かに良いお店だという体験をすると、また嬉しくなります。


人を魅了する店舗。
私たちの施設も、ピカピカに磨き上げて、そんな店舗にしていきたいと思う今日この頃です。


最近、いわきも美味しいお店が増えつつあるようです。


人を魅了する街。
いわきは、もっともっと良い街になっていくと思います。

今日は私の残された人生の第1日目だ。運命の初日としよう。
多謝

2019年2月2日土曜日

決断


ある将軍が部隊を率いて、戦地へ赴きました。
そして彼らは、ある島に上陸しました。
その将軍は、上陸した途端、自分たちが乗ってきた船を燃やしました。

そして、船を全焼させて、彼は言いました。

「勝っても負けても、退路はない」

彼らは戦に勝利しました。
将軍は、まず、断つことにより、戦に勝利したのです。

これは、フランスの英雄、ナポレオン・ボナパルトの有名な逸話です。


『決断』


さて、決断するとはどういうことをいうのでしょうか。

決断するとき、Aにしようか。Bにしようか。はたまた、Cにしようか。
どの【選択肢】を決めるかについて、いろいろと考えるかと思います。

ただ、ある人は言い切ります。

「決断とは、退路を断つことである。」

決断とは、①まず断つこと。そして、②決めること。
この順序が大事と。

「決めてから、断つ」のではなく、「断ってから、決める」
確かに、選択肢を一つ一つ断っていくと、したいことが明確になってくるように思います。

そして、こうとも述べています。
「真の決断とは、自分が決めたゴール以外のあらゆる可能性を受け入れないことを意味します。」
「真の決断とは、退路を断つことです。裏口を閉めて、鍵をかけ、その鍵を捨てるのです。」

ビジネスの世界でも同じことが言われています。

史上最年少でハーバード大学の教授となり経営戦略論の第一人者となったマイケル・ポーターは、代表的著書「競争の戦略」の中で次のようにいっています。

「戦略の本質は、何をやらないかという選択である。」
「何をやるかより、何をやらないか。”何をやらないか”こそ、選択のスタートである。」

決断する時に思い出したい言葉です。

2019年、あなたは何を決断しますか。

今日は私の残された人生の第1日目だ。運命の初日としよう。
多謝


2018年12月28日金曜日

庭にできたみかんが、今年は甘い。




「庭にできたみかんが、今年は甘い。」

そんな独り言のような会話を耳にした時、ふと思うことがありました。


毎年、社長宅の庭になるみかんが、今年は甘いらしい。
特に何か手を入れて育てたというわけではないので、何かの環境の変化により条件が変化したのだと思う。
それが、たまたま良い方へながれ、例年とは違った実になった。


「その変化とは一体、何だったのか?」は、知る由もないが、
間違いなく言えることは、例年より良い栄養を木が吸収し、それが実となったということである。


「食べるもので体は作られる。」そして、「食べるものでしか体は作られない。」
よく皆が、「食べるものは大事だよー。」と、口を揃えていうフレーズです。


何を『内』に取り入れるか。
インプットするもので、アウトプットが決まるということである。


これは、食べ物など物質的なものに限った話ではなく、見聞きするすべての情報、例えば、テレビ、ニュース、音楽、景色、匂い、色、感情、言葉等、五感を通して内に入ってくるものすべてにいえることだと思います。


何をインプットするか。
「インプットしたものでしか、”わたし”は、造られない」
日常の中で、日々、『内』に何をインプットするかを大切にしていきたいと思った出来事でした。


「可愛い子には旅をさせろ」「苦労は買ってでもしろ」という故事は、インプットの大切さについて示唆しているように感じました。


さてはて、今年のみかんは、何をインプットしたのでしょうか。


今日は私の残された人生の第1日目だ。運命の初日としよう。
多謝